心理ハック
仕事がきつくなってきた時に役立つメンタルハック
- 2010年02月13日 (土)
- |コメント(0)
- |トラックバック(0)
-
私はどちらかというと、「仕事がきつくならない」ように人生設計しています。ほとんどすべての目標をここに置いていて、性格的にもこの方針がよくあっているのです。
そういう私でも「むむ。仕事が厳しくなってきたな」と感じる時期はあります。フリーで生きているため、ある程度仕事量に波があるのはやむを得ないところでしょう。そんなときには、いくつかの「心構え」を原則として用います。
普段はもう少し「たるませて」いるのですが、これらの「心構え」をときどき用いると、危機をそこそこうまく乗り切ることができます。
2度同じ事をやらないようにする
ミスのことではありません。ぼんやりしていると、2度同じ事をやってしまう人はたくさんいます。
たとえばメールを読んで、返さず、またメールを読んで、また返さず、次に返す時、もう一度読む。この場合、実は3度メールを読んでいます。しかし、読んで返さなかったというセットに限っても2度やっています。
これを一度読んで必ず返信するようにすれば、絶対に処理速度が向上します。
マルチタスクをしないようにする
急いでいる時ほど、何何しながら何かをやった方が、効率がよいように思えるのですが、急いでいる時ほど、優先順位だとか効率のことを考えずに、1つのことに集中すべきです。
同時にいくつかの仕事を並行させた方がいいような気がするのは、急いでいるのですから、自然な発想です。しかし、こういうときこそ、言葉遣いが正しいかどうか微妙なのですが「急がば回れ」なのです。あわてずに、1つのことに集中することです。
心理学者や認知神経科学者が、マルチタスクの非効率性を指摘していますが、とくに慌ててやるマルチタスクはいい結果を生みません。
ていねいに業務連絡を重ねる
仕事が立て込んでくると、人との連絡に時間をさいている場合ではない、と感じるようになります。その気持ちはよく分かりますが、急いでいる時に余計なことまでしたくないはずですから、業務内容を最小限度に絞るべく、関係者との連絡はむしろ密に取るべきです。
さらに、急いでいると人は怒りっぽくなってきます。これは覚醒レベルが上がるから起こる心理現象ですが、そんなときに余計な仕事を振られたりすると、怒りが爆発しやすくなります。
しかし、仕事が忙しくなってきたからと言って、その勢いで人間関係を傷つけると、後で必ず後悔します。また、業務連絡もスムーズに行かなくなります。急いでいる時はむしろ、ていねいに業務連絡を取ることです。
以上がなぜ、「メンタルハック」なのか? 心がけに関することだからです。2度同じ事をしないようにすることも、マルチタスクしないようにすることも、業務連絡をていねいに取ることも、一定の意識的努力を要するでしょう。
しかしこうした心がけを守って進めていけば、厳しいタスクの波が徐々に和らいでくるでしょう。