心理ハック
モチベーションをマインドマップで思い出す
「決意」を思い出すいい方法はないかと、私はずっと探してきました。今も散歩から戻ってきたばかりなのですが、散歩中には「万能感」といいますか、仕事くらい簡単にできそうな気がします。
もちろんあれは気のせいで、「ああいうモチベーションさえあれば・・・」と思って何もしないでいられるのは学生の特権でした。
とは言え、昨日書いたとおり、やることを思い出すだけでは十分ではなく、やることを書き付けたときの気分も一緒に思い出せるのに、超したことはありません。
最近になって、ようやくできるようになってきたことですが、モチベーションを思い出すためにツールの力を借りました。それがマインドマップだったわけです。
ここには、「やったこと」がマッピングされています。一部を切り出していますが、実はこのマップには、今年に入って「やった仕事」の全部が記録されています。
といっても簡単です。仕事を1つ終えたら、2つか3つのブランチを作って、やったこととやった日付を残しておけばいいだけです。調子がいいときには、ブランチを整理したり、「明日やること」まで付け加えることもありますが、いずれにしても1分もかかりません。
こんな簡単なことながら、なかなかの威力を発揮してくれます。モチベーションというのは、流れの中で発生している感情なのでしょう。そもそも「意識の流れ」という言葉もありますが、記憶というのは連想によってよみがえってくるものです。
タスクリストには、その流れがふつうはないのです。そのため、記述内容は思い出せても、運が悪いと感情は、まったく思い出せなくなるのです。
私たちは「やりたいこと」といっても、実はいろいろで、やりたくないことがあるからやりたいことや、やるべきだと一時的に思わされているようなものにも強く影響されています。環境の「文脈」のない「やりたいこと」は、実は「やりたくないこと」かもしれないのです。
家の外にいたり、編集さんと打ち合わせの真っ最中には、煌々と輝いていた心の光が、家に戻ってみると、ふっと消えてしまっていることは、頻繁にあります。文脈は、変わるわけです。だから、心の光のともる条件というものは、記憶しておき、記録しておき、再現できるようにしておいた方が、いいでしょう。私はその目的のために最近、マインドマップが使えるということに気がついたわけです。
たぶん、ユビキタスキャプチャーやライフログで同じことをされている人も、たくさんいらっしゃると思います。