心理ハック
『マンガでわかる!スピード仕事術』第2弾のネーム(下書き)を公募します(採用者には印税をお支払いします)
連日こちらのネタで申し訳ありませんが、ぜひご協力いただきたくて、エントリさせていただきました。
実は『マンガでわかる!』は最初からシリーズ化を考えておりました。ですが、形になったものがないと、なにをどうしていいのかイメージされにくいだろうと思いまして、はじめは強引に私と大橋さんのアイデアに、ふじたきりんさんの絵をつけて作りました。
しかし、今や電子とはいえ形ができましたし、作成のための手順もノウハウも確立しています。アイデアさえあれば、ひととおりの流れに乗せて、電子コミックを作ることができます。
そこで、アイデアを皆様に公募させていただきます。続編コミックのテーマは「ノート術」。デジタルアナログ問わず、「自炊」も含めます。
公募概要は、以下の通りです。
- 8コマのネーム(マンガの下書き)を描いてください
- ひとこと解説をつけてください
- ご自分の写真=きりんさんにキャラ作りをお願いするために必要です
- 解説記事のエントリ=自分のブログにお書きください
- その記事からの引用とURL
- 他に関連記事4つの引用とURL
- 以上をこちらのフォームよりお送りください
- 締め切りは 10月9日(土) 23:59:59 です
なお、応募いただける方には『マンガでわかる!スピード仕事術』をお買い上げいただきまして、作成形式の参考にしていただければ幸いです。
応募された方には以下の特典があります
・1セット採用につき売り上げの1%(最大8%まで)の印税をお支払い
・採用の場合きりんさんによるキャラ化(Twitter等でアイコンとしてお使いいただけます)
・不採用でも応募いただいた回のコミックは無料進呈
「1セット」とは、上記の「8コマネーム」「ひとこと解説」「解説記事のエントリとURL」「4つの関連記事の引用とURL」です。これがこのマンガの「アイデア」の部分に相当します。
「1セット採用」につき「売り上げの1%」をお支払いいたします。ただし、最大でも8%までとさせていただきますので、とりあえず最大でもお送りいただくのは8セットまでとしてください。
もし、応募多数の場合、なるべく多くの方のアイデアを採り入れていきたいと考えています。仮に不採用でも、コミックは無料で進呈させていただきます。さらに、今回不採用でも、次回以後に回していただく可能性は十分ございますので、ふるってご応募ください。
補足
さらに若干補足させてください。
「誰でも自己表現の場がある時代」とか「個性とアイデアで勝負できる時代」と言われてもうずいぶんになりますが、「アイデアだけは持っているんだけど」というお言葉を、私はこうした仕事をしていることもあって、かなりたくさん耳にしてきました。
私はなんだかんだと言って、いちばん「心理学」に時間を費やしている人間です。人間は、私の目から見ると、「自尊心がとても大事」なのだと思います。だから、たとえ「誰でも自己表現の場があって個性とアイデアの時代」であったとしても、出版社にアイデアなど持ち込んで傷つくわけにはいかないのです。
この企画を走らせる前、私は「じゃあそのハードルをどこまでも下げよう」と決めました。「アイデアだけは持っているんだけど、それを実現するお金も時間も勇気もない」のであれば、アイデアを実現するための仕組みだけを先に作ってしまおうとしたわけです。
その仕組みが今回の「マンガ」です。「アイデアだけは持っている」のであれば、その「アイデア」をご提供ください。そうしていただければ、それを私たちが製品化いたします。そして、少なくとも商業出版と率の上では同率以上のお支払いもいたします。
実際「1セットで1%」という印税率は、書籍の4%のアイデアで1%の印税という計算になりますから、金額はともかく、比率の上では商業出版よりもずっと高くなります。また、最大の8%という数字は、新人著者ではなかなかいただけない数字です。
もちろん、これだけで食べていく、などというわけにはなかなかいかないでしょう。しかし今や、専業の作家でも著作だけで食べていくのはそんなに簡単ではない時代です。ですからできましたら専業の作家の方にも、応募いただければと思います。もしかしたら、これによって新しい自分の才能を見つけ出すことがあるかもしれません。
Twitterセミナーをやります
10月1日の21:00から1時間程度で、私とシゴタノ!の大橋さんが、『マンガでわかる!スピード仕事術』のTwitterセミナーをやります。
こくちーずのフォームから質問を記入していただくだけで、どなたでも無料でどこにいてもご参加いただけます。
『マンガでわかる!スピード仕事術』でもっと突っ込んで欲しかったところや、ちょっとした裏話など、関係するテーマであれば何でもけっこうです。
お気軽にご参加ください。
▼お申し込みはこちら
http://kokucheese.com/event/entry/4702/
『マンガでわかる!スピード仕事術』販売開始しております
お待たせいたしました。『マンガでわかる!スピード仕事術』が今朝早くから販売開始しております。
本作はすでに続々ダウンロードしていただいています。お買い上げいただいたみなさん、どうもありがとうございました!
Twitterにはお買い上げいただいた方からの感想をたくさんいただいています。マンガならではの読みやすさや、膨大なリンク集などを評価いただき、うれしい限りです。
さらにはさっそく書評までいただきました。シゴタノ!でもおなじみの、R-styleさんによる書評です。
「マンガでわかる!スピード仕事術」はそもそもの読書にかかるスピードすらもアップさせようという試みが感じられる。
PDFファイルなのでスマートフォンを持っていれば移動時間に読める。トピックス一つに8コマのマンガが割り当てられているので細かい時間に読みやすい構成になっている。なにより、単にトピックスを並べただけではなく、マンガというストーリーの形になっているのがポイントだ。ここでふじたきりんさんの力が活かされている。
ビジネス書は基本的に、「困っている状況→解決するトピックスの提案→その提案が有効な理由の説明」という流れになることが多いが、この流れがほぼマンガだけで追いかけられるようになっている。しかもちゃんとオチ付きである。
書評『マンガでわかる!スピード仕事術』(大橋悦夫、佐々木正悟、ふじたきりん)
http://rashita.net/blog/?p=4606
本書のウリはもちろん「マンガだけでわかる」という部分にあるわけですが、同時に「リンク集」にも力を入れました。iPhoneではマンガを読んでいただき、購入いただいた読者のみ、配布いたしますパスワードから、関連リンク集にいつでもアクセス可能です。
こちらにその一部を紹介させていただきますが、以下は全体のごく一部、5%にも満たない部分の引用です。このリンク集も、今後さらに充実させていく予定です。ほかにも、イベントやアフィリエイトなど、新しい展開をいくつも用意している最中です。
そんな「みんなで育てていく電子コミック」を、今後ともよろしくお願いします。
第1章 すぐに役立つスピード仕事術
1.なかなか仕事に取りかかれない時にはどうしたらいいの?
- 仕事のスピードをアップさせるタイマー選び
『スピードハックス』では、キッチンタイマーを活用して仕事のスピードをアップさせる方法をご紹介していますが、タイマーにもいろいろな種類があります。それぞれ特徴と使い勝手を理解することで、よりいっそう仕事のスピードをアップさせることができるでしょう。ということで、Amazonで入手可能な7つのタイマーを1週間ほど実際に仕事で使ってみました。
- 仕事にすぐに取りかかれるタスクリストの作り方
特に時間が見えていることは重要です。1つ1つの作業が5分や10分であったとしても、それを集めたものが一日の仕事になるわけですから、何を今日中にやり、何を翌日以降に回すかを選り分けるうえで、時間がカギになるのです。以下のフォームを使ってみてください。これは、Excelでつくったシートですが、普通にタスクを書き出すのに加えて、その横に時間を記入できるようになっています。さらに、現在時刻と残りの未完了タスクの合計時間から終了予定時刻(退社時刻)を割り出す機能もついています。
- 仕事のスピードを無理矢理アップさせるコツ
例えば、仕事を持ち帰るような場合に、まっすぐ帰宅せずに途中で近所のカフェに寄って「バッテリーが切れるまでにこの仕事を終えよう。ここで終えることができれば家に帰ってまったりできる」という先のご褒美を見据えた集中力の発揮が期待できます。窮鼠猫を噛むと言いますが、人も「デッドエンド」に直面して窮してこそ、本来以上の力を出すことができるのでしょう。
- タスクリストの“常連さん”は「ダッシュ!」でやっつける
ターゲットとなる“常連タスク”に取り組むべき時間を決めて、取り組む。キッチンタイマーを使って、アラームが鳴るまでとにかく集中してやる。取り組む時間は、短すぎず長すぎずがいいそうで、筆者によると8分がちょうどいいそうです(短すぎると何もできないし、長すぎても持たないので)。
- 仕事にゲーム感覚を取り入れて乗り越える
10ページのレポートを作る際に、1ページ書き上げるごとにホワイトボードに予め描いておいた10個の白ワクを1つずつ塗りつぶしていく
●会社の同僚と、ランチを賭けて何かに取り組む(決めたことを早く達成できた方が相手にランチをごちそうしてもらう)
●キッチンタイマーを使って、決められた時間だけ1つのタスクに集中して取り組む(メール処理、優先順位付け、デスク周りの整理整頓など)などのアイデアが紹介されています。
共通するポイントは、仕事を仮想のゲームに見立てた上で、
1.ルールとご褒美(得点)とペナルティー(失点)の仕様を決めておくこと。
2.得点と失点が目で見てすぐにわかるような仕組みにしておくこと。の2点です。
10分で読めるビジネスコミック。PDFであさって発売
最近はフォトリーディングなど、速読術が広がってきていることもあって、「ビジネス書を10分で読む」ことなどたいしたことではないように、聞こえるかもしれません。
でもそこには1つ落とし穴があります。どんなにスピーディに大量のライフハックやビジネススキルを読み込んでいっても、使わなければ効果はゼロです。
例えば、私と大橋さんが『スピードハックス!』で述べた「10分やったら2分休む」というライフハックがあります。本を読んだときには「へぇ〜」と思われた方もいらっしゃるでしょう。その方々に率直に尋ねます。実行されていますか?
むしろ、1時間も2時間も、「もう少しやればキリのいいところまでやれるから」とぶっ通しで仕事をされているのではありませんか。ちなみに、「あえてキリの悪いところでやめてみる」というライフハックも同書に収録されています。覚えていますか?
記憶に残る
今回かなり無理をして、約半年もかけて192コマのマンガで「スピード仕事術」をまとめたのは、「一読した人には記憶に残して欲しい」という思いがあったからです。
200〜300ページの文章と違い、マンガは記憶に残りやすい。確かに8コマ漫画では表現しきれない内容はありますが、それでも核となる考えが読者の記憶に定着すれば、それを土台として読者なりのライフハックを工夫することも容易になります。
そもそも仕事中に思い出せないライフハックを、本を見たりノートを開いたりして確認する人はまずいません。仕事に役立つためには、仕事中にイメージが浮かばなければならないはずです。『マンガでわかる!スピード仕事術』はイメージそのもので、それが強みになっています。
リンク集にまとまっている
とはいえ、文章だからこそコンパクトに伝えられる内容を、一コマずつ絵にしていったら、情報量のわりには伝えられないところも出てきます。なにより作成に手間がかかります。
そこを補ってくれるのが、リンク集と考えました。幸いにもこれまで大橋さんと私は、「スピード仕事術」に関連する情報を発信する仕事に携わってきましたから、インターネット上に関連情報はたくさん保存されています。
問題はそれがあまりにもたくさんあって、もはや著者たち自身でさえも、すぐには探し出せなくなりつつあること。これをまとめ直し、マンガのイメージにリンクさせることで、著者らと同じレベルの情報アクセスの可能性を、読者にもシェアできるようにしたかったわけです。
このようなことは、マンガというインデックスがリンク集と紐づいてこそ可能になります。ただリンクがまとまっているだけではまたしても、それらのリンク集がどういうまとまりのものか、時間が経つほどわかりにくくなります。マンガのイメージが記憶にあれば、リンク先でどんなことが書かれているのか、飛ぶ前からイメージできます。
そしてすぐ読める
以上の条件を満たした上で、「すぐ読める」ことの価値は飛躍的に高くなると思うのです。
すぐ読めてもすぐ忘れてはもったいないですし、まとまっていても何のためのまとめかが不明になっていては、使わなくなってしまうでしょう。
このコミックは電子書籍です。すぐ買って、すぐ読めます。そして一度読んだら、忘れません。その記憶はリンク集につながっています。ちょっとした時間の投資がまったく無駄にならないのです。
無料サンプル提供中
『マンガでわかる!スピード仕事術』の正式な発売日は、9月25日(土)ですが、先行して無料サンプルをご用意しました。
PDFファイルですから、どなたでも今すぐお読みいただけます。
もちろん、iPhoneでもお読みいただけます。
以下のページにて必要事項を記入いただくと、折り返しダウンロードURLをメールにてお知らせします。
発売日は、9月25日(土)ですが、今回サンプルをダウンロードしてくださった方には、特別価格にて、お買い求めいただけます。
- 通常価格:840円
- 特別価格:525円
※特別価格でのダウンロードは、9月30日(木) 23:59:59までです。
仕事のスピードをアップさせたい方は、お急ぎください!
「幸せリスト」のつくりかた
Evernote で「幸せリスト」を作る意義という記事を書いておきながら、『Evernoteハンドブック』に該当の方法が収録されいないというコメントをいただいていました。そのことをそのままにしてありました。大変申し訳ありません。
Evernoteであろうとなかろうと、「幸せリスト」はカンタンに作れます。いくつかの記述先がありますから、ぜひ作ってみてください。
Gmailで「幸せリスト」
Gmailで作る方法もあります。「もらってうれしかったメール」に「幸せメール」というラベルを貼るのです。これを週に1度、全部読み直すのです。週次レビューですね。ちがいますか。
絶対に気分がよくなります。しかもあっという間に。もらってうれしいというのにはいろいろな要因があるものですが、大切なのは「もらってうれしい」という感情を出発点にすることです。
「今日よかったことを3つあげる」というのとは、ちがうのです。そういうのもいいですが、ことさらに「ああいう見方」をしてみたり「こういう見方」をした結果として、「気づく」話ではありません。うれしいと思えたメールだけに絞り込むのです。そういうメールは、いつ読んでもうれしいものですから。
モレスキンに「幸せリスト」
別にモレスキンでなくてもいいですが、ということで。
メールの場合、現実的には「幸せメール」に限ることになりそうですが、ノートであればまさに「幸せリスト」が作れます。
これも「うれしいと思ったこと」を書くのであって、ことさらに「よかったことをあげよう」とすることはありません。「私は当たり前だと思っていたけれど、こんなに恵まれていたんだ」と気づく訓練をしようという話ではないのです。
そうではなくて、どんなときでもうれしく思える確かな出来事に触れて、心理状態を意図的に好転させるのが狙いです。非常に単純な話ですが、つらいときにはつらい出来事の法が思い出しやすいという心理的傾向を忘れないようにしましょう。これに逆らうためのマインドハックなのです。
EvernoteでもOK
もう蛇足に近いと思いますが、「幸せリスト」はEvernoteでもOKです。タグがつけたければ、もちろんタグ付けもOK。
いいと思うのは、ノートでは写真を貼るのは面倒で、動画を貼るのは不可能ですが、Evernoteならいずれも可能。音声も置くことができます。ウェブクリップもできます。
また、Evernoteであれば「幸せメール」も「幸せリスト」も統合できます。しかしメディアはともかくやってみることです。これは比較的確実に心理状態を好転させる、シンプルなライフハックです。