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タスクシュートが好きだ!

生みの親である大橋悦夫さんをさしおいて、タスクシュートについてあちこちで喋ったり書いたりしているのは、おかしく見えるかもしれません。しかし、私の中では代替えのツールが全く存在しないので、やむを得ないのです。

ところで、先週の土曜、私の本を読んでいただいたふたりの方から「タスクシュートにはマニュアルが必要です。どう使っていいのかさっぱりわかりません」との苦言をいただきました。

そこで早速マニュアルを書くことに決めました。ただ、私が使っているタスクシュートは「α版」で、まだこの先かなりの仕様変更があると思いますので、「公式マニュアル」というものは作れません。あくまでも、使うのに必要な最低限度の知識をまとめたものにとどまります。

基本概念:タスクシュートは○○ではない
「タスクシュートとは●●です!」と言い切るのはとても難しい。代替えツールがないということは、カテゴライズのしようがないということでもあります。そこで、次善の策として、「よくある誤解」を否定するところから始めましょう。

タスクシュートはタイムトラッキングではない
タスクシュートは予定表ではない
タスクシュートはいわゆるToDoリストではない

まず「要するにタイムトラッキングでしょ」という誤解はよく聞きますが、ちがいます。タスクの開始時刻と終了時刻を記入するのは、見積もりに対する実績をとるため、実績をとって時間の消費をコントロールすることであって、単に行動を記録しておくことが目的ではありません。実際、後から見直して時間の使い方を反省することもできますし、ログを参照するのも有意義ですが、それは利用方法の一部に過ぎません。

それから、「時間の予定に縛られたくない」というお話も耳にしますが、そんなことはありません。「開始時刻」は「タスクを開始した時」に記入するものであって、最初から開始時刻が記入されているわけではないので、「予定表」ということはあり得ないわけです。

そして「ちょっと凝ってはいるけど、結局ToDoリスト」という見方もあります。これが本質に一番近いといえば近いのですが、時間の見積もりがついているところが、「いわゆるToDoリスト(タスクリスト)」とは質的にちがうものなのです。とはいえ、「チェックボックス(□)」がタスク終了と同時に「■」になるという意味で、これは本質的にタスクリストだとは言えるでしょう。

それではタスクシュートを開いたら、具体的に「最初にやること」から書いていきます。

1.    まずやること 「基準日」を「今日の日付」にする

2.次にやること 「月日」を全て「今日の日付」にする

確認事項 「□」になっているかどうか?
※なお、「曜日」の列はこのとき自動で記入される


3.「節」は大まかな時間帯を決めるためにある

A=6:00-9:00
B=9:00-12:00
C=12:00-15:00
D=15:00-18:00
E=18:00-21:00
F=21:00-24:00


4.「#」は番号。並べ替えたタイミングで、10ごとに、小さい順に並ぶ。ここを変えて、タスクを並び替えることができる


5.「project」はタスクを分類して色分けするためのもの。面倒だったら、「タスク」と「休憩」にとりあえず分けておく


6.「タスク」に「タスク名」を入れる

※ ルーチン的なタスクは「繰り返しタスク設定」しておくと便利。これについては将来、説明します。

7.「見積もり」時間を時間単位で記入する。おおざっぱでかまわない

※このタイミングで「タスク並び替え」を実行すると、まず「節」の設定にしたがって、「ABCD」順に、そして同じ節内の番号順にタスクが並び変わります。その際、番号は10ごとに振り直されます。

8.こうしてリストが出来上がったら「終了予定」を確認する