旧ライフハック心理学

心理ハック

タスクシュートの使い方「(repeats)」

拙著『ルーチン力』で強調したことなのですが、私たちの仕事ときたら、「ルーチン」ばかりです。これはライターといえど、例外ではないはずです。

タスクシュートでは、休憩も食事もタスクとして取り扱いますから、いきおいルーチンが増えます。私の実際例を見てもおわかりの通り、「繰り返し」ばかりです。というよりも、全部が繰り返しになっている日がふつうです。

繰り返しタスクのつくりかたは簡単です。タスクの行にカーソルを合わせ、「アドイン」や「スケジュール」や「繰り返したスク設定/解除(R)」を選択するだけ。するとタスクの後ろに(repeats)と付きます。その状態で同じアイテムを洗濯すれば、解除されます。おそらく、ダイレクトに(repeats)と打ち込んで付け加えてもかまわないと思います。

このようにして、繰り返したスクと設定されたタスクは、完了時に問い合わせのウィンドウを表示させます。次のような表示で、次に同じ仕事をするのは「何日後か?」と尋ねてくれるのです。

一週間おきにする仕事であれば、「7」を入力すればいいでしょう。今日が月曜日で、木曜日にもう一度同じタスクをするのであれば、「3」と入れればいいわけです。翌日であれば「1」。

ここで大切なことがあって、タスクシュートでタスクを新たに作るということの意味は、そのタスクを終わらせることのできる時間を、あらかじめ差し押さえるということになります。ですから、「1」日後に同じタスクを繰り返すということは、翌日の同一の節に、見積もり時間が反映されてしまうということになります。

たとえば今、このエントリを書くために見積もっている時間は、0.9(54分)。今はお昼の12:00-15:00の間ですから、タスクシュートの節設定にしたがえば「C」節です。これは、毎日のタスクにしてあるので、(repeats)が付いています。つまり、このタスクが終わったら、「1」を記入して翌日にコピーします。すると、翌日の「C」節の0.9時間が差し押さえられてしまうのです。

翌日以降に差し押さえられた時間の見積もりは、エクセルファイルの下の方の「タブ」を見てもらうとわかります。「日別見積もり」というタブがあって、そこに、翌日以後の節ごとの時間の消費予定が反映されているのです。

以上のような話はすべてもちろん、「シゴタノ!」にも丁寧に掲載されていますので、参照していただけるとよりわかりやすいでしょう。

▼毎日繰り返し行うタスクの登録を自動化する
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=195