心理ハック
「クラウド」について考えつつ
- 2009年11月06日 (金)
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11月19日に、大阪セミナーを予定しております。詳細は、以下の通りです。
最近「クラウド」と言う言葉をよく耳にします。クラウドサービスって一体何なんでしょうか。
あふれる情報を整理して、一元管理し、必要なときに必要な情報を最小限の労力で引き出す方法を、10月21日に『iPhone 情報整理術』を上梓されました、心理ジャーナリストの佐々木 正悟氏にお話をいただきます。第3回経営セミナー「情報社会で生き残るために」 vol.02「クラウドってなにやねん??~iPhoneを活用した情報整理術」
概念的な定義から入る性格のセミナーではないと思いますので、どうして「クラウド」などという発想が必要になったのだろう、というあたりから考えていきたいと思っています。
あるいは、なぜこういう発想がもてはやされるようになったのか。やや言い回しの印象が良くないですが。
先端の人にはるか遅れて、私自身が「データの集中」をとつぜん思いついたのは、中学生の時だったと思います。
当時は子供だったためにもちろん手に入れることなど叶わなかった、高価な「ハードディスク」とかいう代物が、何と「2MB」もの大容量だとかいう話を小耳に挟んだのでした。
私は何とかパソコンは持っていたものの、「フロッピーディスク」などというものを大量に書棚に積み重ね、「フロッピーを魔法のように整理できるケース」などを雑誌で物色する有様でした。
しかしそんなものは不要になる。なぜなら「2MB」もの大容量を持った「ハードディスク」とかいうものが、一切のデータをとっておいてくれるからだ、というわけです。私の扱っていた「フロッピーディスク」は一枚あたり「128KB」でしたから、これは相当のものです。
それを聞いて私はとうとつに、驚くべきことを思いつきました。そんなに大容量のものがすでに出回っているということは、「アメリカ国防省」とか「NASA」とか「ソ連のKGB」とかは(何の脈絡もなくこれらの組織が頭に浮かびました)その数倍もの「大容量の何とかディスク」を持っているに違いない、と思ったのです。
そんなに大容量の入れ物があれば、そこに百枚分の音楽CDを記録することだって夢ではないはずだ。なら、それをパソコンに入れて保存してさえおけば、音響機器もCDもCDラックも、一切が不要になる。ということは、このことを書籍や動画に適応すれば、家にあるほとんどすべての「情報源」は、事実上不要だということになる。
もちろん今すぐには無理でも、自分が大学を卒業する頃には・・・。という夢を見たのは、本当に短い間でしたが、確かにその感触を得て以来、「パソコン」というものがそれまでとまったく違ったものに見えてきたのは事実です。