心理ハック
心理ハック 精神力の安定供給を目指す
- 2009年12月03日 (木)
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今日の報道ステーションの特集で、「自然エネルギーの安定供給」という問題が、とりあげられていました。誰もがすぐに考えるとおり、風力や太陽光発電は、色々な意味で素晴らしいのですが、天候に左右されます。一方で、現状の電力会社から常時供給されるエネルギーは、色々と無駄が多くなります。
いささか強引なたとえになりますが、私たちに常時供給されているリソースと言えば時間でしょう。非常に無駄に使いますが、生きている限り安定供給されます。一方、あたかも自然エネルギーのように、ひどく不安定なのが精神力。モチベーションでもいいわけですが、なんにせよ安定的に供給されません。
電気であれば、不完全ながらも「蓄電」という形でためておくことができます。精神力もそのように、ためておくことはできないかというと、できるのではないかと思っています。
やる気を無駄に使わない
こう言うと変に思われるかもしれませんが、脳のエネルギー消費は、明らかに節約できると思っています。節約できるということは、無駄遣いもできるわけです。
例えば目を使うことは、かなりのエネルギーを要します。個人的にものを書いたり、ものを読んだりしなければならない仕事ですから、ためになってもテレビは見ないようにしています。単純に、光に目をさらすとそれだけエネルギーを使ってしまうからです。少なくともそういう気がします。
それから、学生時代のように絶え間なく活字を読むということも、やめるようにしています。どうでもいいものは、極力「読まない」。読字はほぼ確実に、脳を疲れさせます。単純にものを見るというのとは違って、相当の努力を要するからです。
効用 仕事への持続力が高まる
残念ながら「精神力」というものは、電池のようにはいきません。ためたからといって、いきなりびゅーんとはならないのです。やる気節約の効果は、持久力という形でしか発揮されないように思われます。
しかし私は、このテーマを考え抜くことで、長い時間、疲れにくくなりました。人より瞬発的なエネルギーが出せませんが、何年も本を出し続けていられるところを見ると、それなりの効用はあると考えています。