心理ハック
6刷となりました
おかげさまで、好調です。『いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法』が6刷となりました。どうもありがとうございます。
さて、この現象そのものが、本書のなかで述べたことの正しさを、一応明らかにしているか、と思います。どういうことかというと、「先送りしたいと思うのは正常なこと」という下りです。
確かに世の中には「先送りしない人」もいます。そのことは事実として知っておく価値があると思います。が、多くの人が、現に先送りします。だから本書もまた、多くの人に読まれるわけです。
実は多くの人が「自分は先送りする」と思っているのですから、「先送り」に対して「なってない」と「くだらない」という批判を真に受けてはいけないと思うのです。そういうことを言う人だって、隠れてたくさんのことを、先送りしているのですから。
それに、先送りしないということが、本当に美徳なのかどうかすら、はっきりしません。現代のような時代では、記憶力抜群の人はもてはやされますが、忘却にはメリットがあります。何でも覚えておける人は、代わりに失っていることがあるのです。何も先送りにしない人も、何かを代償にしているかもしれないのです。
ところで、本書はそれなりに好調なので、続編の話がちらほら出て参りました。そこでですが、読者のみなさんは、この続編を書くなら、どんなテーマがいいと思いますか? まだ何も正式には決まっていませんが、たくさんご要望があれば、企画になるかもしれません。Twitterなどでつぶやいていただくのもありです。