心理ハック
完璧主義に悩んでいる人のためのマインドハック
完璧主義を扱ったエントリが、Lifehackerにアップされました。
「木を見て森を見ず」
完璧にこだわりすぎると、どうしても細部に目がいきがち。かえって、大きなフレームやビジョンを見逃すことに…。完璧主義のワナにハマらないための8つのコツ
http://www.lifehacker.jp/2010/05/100510pitfall_perfectionist.html
完璧主義の特性や、克服のコツは、こちらのエントリを参考にしていただくとして、ここにあげられている特性を読んでみると、ゆるやかな「強迫性障害」のことについて書かれているらしく見えます。
完璧主義の人はしばしば、「生真面目」「頑固」「融通が利かない」「大局観がない」などといわれます。(全て「強迫症」のタイプに当てはまります)。これらの特徴を備えている人は細部にこだわり、「些末なことまで完璧にすれば、他人に秀でられるし、自他共に満足できる」と思い込んでいるところがあります。
全てがうまくいっている限りそれでもいいのですが、うまくいかなくなると、些事にこだわるばかりに時間を失い、大事なことまで犠牲になり、自分はもちろん、他人が不満を募らせるようになります。
ところが、完璧主義の人は「物事を完璧にする」という価値観に疑いを挟まないため、他人が腹を立てたときの原因を取り違えやすいのです。傍目には「些事にこだわりすぎている」ことが明らかでも、当人は、「仕事の質を保つ能力に欠けている自分には価値がない」などと考えるのです。
優先順位をつける
上述に心当たりがあるなら、「タスクの優先順位をつける」というライフハックを試しましょう。
優先順位をつけるというのは、かならずしも評判がよくないタスク管理方式です。というのも、大事じゃないことが明らかなのに、それをわざわざ処理するというのも好ましくはないし、何が大事か、たいていの人は直感的に知っているからです。
しかし、これを直感的に理解できない人がいます。そのような人が「完璧主義」に陥りやすいのです。
ですから、無理にでも仕事に優先順位をつけてみることです。これは、タスクを効率的に管理することが目的ではなく、「優先順位の判断力をつける」ことが目的なのです。
質を保つことのできるタスクもあれば、犠牲になるタスクも出てくるでしょう。その不安に耐えるための耐性をつける訓練と考えてもいいかもしれません。
「仕事なんだから質を落としていいタスクなどひとつもない!」と反射的に感じてしまうのであれば、それがまさしく「融通が利かない」性質なのです。