心理ハック
「すごい人」と自分を比べるのを止める方法
タスクリストを作るメリットとしては一般に
・仕事の漏れをなくす
・適切な計画を立てる
・すぐにやるべきことを明確にする
・後に回すべきかどうかを判断する
といったことがあげられます。しかし、そのほかにもいくつかのメリットがあります。
そのうちのひとつが、「すごい人」と自分を比べなくなることです。
どこにいるのか、本当に「すごい」のかどうかも分からないような超人と自分を比べるなど、そもそも余計なことです。が、時として理想の自分や野心的な自分のイメージに心を奪われてしまい、できもしないことができなければいけないような気になってしまうのです。
この心理状態に落ち込まないために、タスクリストは使えます。
ある程度継続的に使用する必要はありますが、たとえば私はタスクシュートを使って2週間ほどしてから、自分にできることの限度というものを知りました。
時間のやりくりとか、気合いとか、新しい仕事術などを駆使してみても、生産性のアップには限界があるのです。それは分かりきったことですが、思ったよりもその限界は、たいしたことのないレベルなのです。
確かに残念なことではありますが、どこをどう押してもできないようなことをやろうとしても、どうしようもありません。そして、ちょっとやそっとではその限界を2倍にも高めることは、できないのです。つまり、「すごい人」だからといってできるようなことかどうか、大いに疑問があると分かるのです。
現実的なタスク処理能力を連日確認していると、「すごい人」に理想的自己を投影していただけではなかったかと気づくのです。