心理ハック
あなたにとって「黄金の時間帯」といえば何時ですか?
一日のうちで午前5時から9時までが、わたしにとってもっとも創造性を発揮できる時間である。
スコット・アダムズ(『ディルバート』の作者)
私にとっては、午前10時からお昼の12時までです。
この時間帯がどこにくるかは、職業、身体的な強度、脳内の状態などによって明らかに左右されます。住んでいる地域の昼の長さや暑さ寒さ、それに家庭文化などによってもちがってくるでしょう。
ですから、朝が最高だとか夜型だとか、余計なお世話というものです。(笑)。そんなことはちっとも重要ではなく、重要なのは、自分にとっての最高の時間帯を、さっさと見つけ出すことなのです。
この時間帯を見つけ出すには、「もっとも難しいタスクを最も高い確率で片付けられるのは、どの時間帯か?」を考えるのもひとつの方法です。「朝型」であれば、朝のどの時間帯であるかまで突き止めておくとよいでしょう。
そして「黄金の時間帯」を突き止めた次に気をつけるべきことはその時間に何でも放り込まないこと。いくら「黄金」でも、経験的に見た相対的な生産能率は、せいぜい+20%といったところです。
また逆に、この時間帯を過剰に「大事がる」のもよくありません。「ここは黄金なんだから、この時間中は大事に使わないと。無駄な過ごし方はできない」と意識しすぎると、はかどらなくなります。
とにかく、他の時だと先送りしそうなことをひとつやるようにしましょう。そんな時間帯が一箇所あるだけで、頼もしい片腕を得たように感じられます。