心理ハック
元祖「タスクシュート」を使い直してみて
先日ご紹介したTask Chute FMを使ってみて、「そうだった!」と思い直し、久しぶりに一日、Toodledoからタスクシュートに戻ってみました。
正直、Toodledoに慣れて使いにくく感じたところが多くあった一方、「これはToodledoでは使いにくくなった」と思ったところもありました。それが以下の3点。
・タスクシュートはタスク管理と行動記録を同時にやってくれる
・タスクシュートでは確認するまでもなくセクションごとの見積もりと一日の終了時刻を常時表示してくれる
・タスクシュートではタスクの順番を自由に決められる
この3つは、Toodledoではできない。他のツールも使ってフォローはできますが、まったく同じようなわけにはいかないのです。
タスクシュートはタスク管理と行動記録を同時にやってくれる
そもそもタスクシュートは、大橋悦夫さんの「行動記録」が進化してできあがってきたようなところのあるツールであるため、どの時代にも「行動記録」として機能する側面がありました。終わり。
ワンブロックで終わると寂しいので追記します。
この、「現在」より上には過去の記録が残り、「現在」より下には未来のタスクが残っている形式には、独特の意義があると思いました。私は今、行動記録は「Bento」で残しているのですが、使うツールは2つになり、しかも連動しません。
これは煩雑なだけでなく、「現在」の位置づけがタスクシュートで見える化できていたのに比べると、わかりにくくなっているという弊害があります。
タスクシュートでは確認するまでもなくセクションごとの見積もりと一日の終了時刻を常時表示してくれる
すでにこのブログでも何度も紹介しております、EndTimeという素敵なツールのおかげで、この問題は9割方解決済みですが、常時表示されているということと、ワンタッチで表示されるということは、若干ちがいます。
タスクシュートの終了予定は、常時表示されていると、まるで「時計」のように見えてきます。常時表示されている「終了予定」がほとんどいつも同じ時刻を示しているということが、まさに「オールグリーン!」なのです。
また、ある種の時間消費判断材料としても使えます。終了予定が23:48と表示されていれば、「ここで30分贅沢に時間を使うのは、OKだな」と判定したりできるわけです。もちろんこれは、危なっかしい判断でもあるのですが。
タスクシュートではタスクの順番を自由に決められる
これもToodledoでやろうと思えばできますが、少し面倒です。もっともこれは、タスクシュートでもいささか面倒だと感じますが。
私はタスクシュートでもToodledoでも、それほど処理の順番を気にしていません。しかし、予定に前後するタスクには気をつかいます。セミナーの前には移動が必ず入り、移動の前にできるタスクの種類は、限定的です。
たとえば、特に緊張するセミナーの前の移動の前に、原稿執筆などを入れるのは、通常賢明ではありません。やはり、「セミナーの最終チェック」などを入れるのが賢明でしょう。これが、直前に並ぶようにしたりするのが、Toodledoだとかなり面倒なのです。
ただ、緊張しているときにこそ、原稿執筆がはかどるということもあるのです。順番をやや偶然に任せる余地があった方がうまくいくこともあるにはある、ということです。
Toodledoを使うメリット
しかし私は、結局Toodledoに今戻っているのですが、大きなポイントはやはり、ブラウザ上で動かさせることでしょう。この安心感はなかなか捨てがたいものがあります。そもそも元祖タスクシュートとなると、私の環境ではVMware上ということになるので、これも不便です。
それから、Toodledoは、リピート機能が優れていると思います。タスクのリピートとして用意されている種類はかなり豊富ですし、アドバンストモードであれば、ほとんどのことを自由自在に決められます。
また、リピートを「完了時」と「1日の終わり」とに分けられている点も、なかなかです。これは、タスク管理ツールを使い込んでいないと、そもそも発想されることすらなかったりします。