心理ハック
107 年明け早々セミナー2発やります
一つは1月6日(金)に大阪で、もう一つは1月15日(土)に目黒で行います。いずれもテーマは同じ、「クラウドでタスク管理」がメインです。
大阪は楽しみです。
そもそも自分はほとんど自宅から動かない人間であり、まして関東から外へは出ることの少ない人間です。娘が生まれてからは旅行の機会もガクッと減っています。それだけにたまのこうした遠出はけっこう楽しみなのです。
タスク管理というより行動管理
昨日もタスクカフェでちらっと喋ったような話の拡張版を、6日も15日も喋ることになると思います。
クラウドとスマートフォンで、同期すら意識せずにタスクが管理できるとなると、「タスク管理」だけに注意を絞れば、じつは難しいことはあまりなくなります。
Toodledoは「同期が終わらない」ということがほとんどありませんし、「使っていて楽しくない」としても、そのことが致命的な欠点ではありません。つきつめれば、
・破綻しない
・混乱しない
・忘れない
ということだけが大事なのです。扱うデータや、目的の単純さから考えて、「難しい」ということは本来はないはずです。
それでも混乱したり当惑することになり得ます。その理由は「タスク管理」というそもそもの命名にも原因があります。
タスク管理というとなんだか、「思考の整理」まで含むような雰囲気があります。たしかに行動に思考はついて回るため、そういうニュアンスが間違っているわけではありませんが、思考よりも行動にフォーカスした方が、「管理」はずっと簡単になります。
つまり
・まず思考を整理し終えてから、行動に移る
のではなく
・まず行動を整理してから、やりたかったら思考整理もしてみる
というほうが現実的だと思うのです。
多くの場合、「思考整理」の方にずっと重きが置かれているため、「まずなによりもプロジェクト管理」ということになりがちです。それに対して行動の中での比重がずっと大きい「ルーチン」は、何かとても残念なものを、出来るだけサッと片付けようという扱われ方です。
無意識的に繰り返すことの出来るルーチン的な行動(朝起きて会社に行く)は、あれこれ考えずともやれるため、思考はそちらへ向かいません。それに対して意識的に計画を立ててやらなければ実現しないプロジェクト(2012年こそは1000冊の本を読んで、圧倒的な書評ブログを作るぞ)には思考がすぐ向かいます。
しかし思考の向かいやすいプロジェクトの整理にいくら時間を費やしても、現実的にそれにつぎ込める時間は極めて限られているため、実際の生活はほとんど変わらないことが多いものです。その結果、「こんなに大変な思いをしたのに、なんにもならなかった!」と失望し、怒り、「やっぱりタスク管理なんかやらないほうがいい!やるとしても、ダンボールと付箋でやる方がいい!」ということになりがちです。
しかしクラウドとスマートフォンは、なんと言おうとダンボール+付箋や、冷蔵庫+マグネットよりも実用的で強力です。
そのクラウドツールの力を発揮させるためにも、まずはプロジェクトの取りあつかいを極力簡単化し、最初に行動を効果的に現実に反映させることで、自由拡張しましょう。時間さえできれば「気になることを全部書き出す」のはいくらでもやれます。1月6日と15日にはまず、スマートフォンとクラウドで「行動を整理する話」をしたいと思います。
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1月6日 クラウド時代のタスク管理の技術&「習慣化」を考えるワーク(大阪府)
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1月15日 クラウド「超」活用セミナー(東京都)