ライフハック心理学

心理ハック

すべてを手元で済ませる

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この機能は使う度に紹介しようと思っておりながら結局紹介せずに来たため、先日開発者の大橋悦夫さん自らに紹介されてしまった。しびれを切らされた格好でした。

Taskchute2の独特の機能なのですがTaskchute2には実にこうしたタイプの機能が多いのです。大橋さんが「できるだけ手元で便利にすませよう」という発想の持ち主であることがよく分かります。

私は以前から「レビュー」という時間を設けるのが好きではありませんでした。いかにも「改めて」感があったのです。こんなにログをとっているのですから記録を振り返る意義はよく分かります。しかし「ではこれからログを見返しましょう」というのはなんだかしっくり来ないのです。

あえて今度の書籍のタイトルを「記録する「だけ」で・・・」などとしてみたのも、いざ何かを思い返したいと思っても記録がないと実に困難になりますよ、という点を強調したかったからなのです。

Taskchute2のこの「検索入力」という不思議な機能についてはまたシゴタノ!でも紹介しますが、要するにいつ過去のログを探して回りたくなるかという点がよく考えられているのです。「かゆいところに手が届く」とはまさにこういうことです。「かきたくなる」のは「かゆい」ときだけです。

「先週の今日、43フォルダをゼロにしたときには、いつ頃何分かけっけ?」ということを元にして今日「類似の作業」を入力したくなるということがたしかに時々あるのです。そういうときエクセルの「検索」を使えばいいようですが、「先週のログ」はずっと下の方にいってしまっているのです。それをコピーして戻ってくるのが面倒な感じがするのです。

そんなときにこの「検索入力」という機能を使うと、検索した内容をタスクに入力してくれるのです。その結果表現揺れが避けられる上に検索して戻ってくるという手間が省けます。またとんちんかんな見積もり時間を入力せずにすみます。その上いつ頃やったかも分かるわけです。

こうしてTaskchute2は手元から精度が高まっていきます。不思議なくらい自分のことがよく反映されていて、不思議なくらい自分は似たような行動を日々とっていて、不思議なくらいそのことを忘れているということにも気がつくのです。

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タスク管理ツール・TaskChute2 (C)