ライフハック心理学

心理ハック

夢の中でメモっておいたことは目が覚めても記憶に残っていた

私は毎朝かなりの努力をして「夢日記」を付けるべく務めていますが、こればかりはなかなか溜まってきません。認知神経科学的に夢を記憶しがたいのは自然なのですが、さりとて不可能というわけでもありません。ライフログの1つの牙城に「夢ログ」があるのは確かだという気がします。

しかし連日そういう不自然な努力を続けているせいか、非常に面白い、奇怪な体験をしました。夢の中で必死にとっていたメモの内容を、起きてから憶えていたのです。

なぜなのか。メモるということ自体が記憶の定着に役立つからなのか。それは夢の中の行為であっても同じように有効なのか。ちょっと簡単に結論は出せません。

思いついたことをメモしていた


夢の中で必死にメモっていたのは、これまた夢の中で予定されていた「セミナーネタ」でした。内容は「プロジェクトとタスク管理」だったので、寝ても覚めても仕事に追われているとはまさにこのことです。

私がメモっていたのは「プロジェクトを星座に喩える」というアイデアでした。大したアイデアでもないのですが、妙にいい気になって一生懸命メモしていたのは夢の中だからなのか、起きていてもそうなのか、少し気になります。

星座をプロジェクトに喩えるなら、タスクはもちろん星だというわけです。一等星、二等星などの等級や、赤色、白色などが「コンテクスト」になります。星座を越えた関係性、夏の大三角や冬の大三角などは、プロジェクト同士の関係性になります。Nozbeなら「ラベル」でしょうか。

というアレゴリを(夢のなかの)セミナーで使えると思って、夢の中でロディアに必死にメモしていたわけです。そして起きてみたらもちろん、メモなどどこにもありません。一瞬混乱しました。

しかしいつも以上に夢日記は容易に残せました。これは紛れもなく「夢の中でメモをとっていた」副産物です。

このやり方に再現性を持たせられないものか。やはりいつでもどこでも間をおかずメモをとること、メモをとろうと強く思い続けるしかなさそうです。その情動的ない記憶が夢の中にまで挿入され、結果として夢日記が付けやすくなるかもしれないからです。